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防音床の種類と構造・・・

防音フローリング

既存のカーペットの床などをフローリングに変える場合に
用いられるのが防音フローリングです。

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フローリング材の裏面には3〜4ミリのクッション材
貼ってあります。(*右側防音フローリング断面写真)
全体の厚みは12ミリ程度です。
性能基準はLL30〜LL55に区分されています。

 

一般的に使用されているものはLL45又はLL40です。
LL40の方が防音性能がよく、その分価格も高くなります。
どれを使用するかはマンションの管理規約で定められています。

 

防音フローリングの効果軽騒音と言われる通常の歩行音や
軽い物を床に落とした際の音で、人が飛び跳ね様な振動音には
効果がありません。

 

足音に対するの防音を言葉で表現すると、
LL45・・・聞こえるが気にならない程度
LL40・・・ほとんど気にならない
と言った感じです。

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防音フローリングは構造上、板部分ではなく、
クッション材を接着材で床に固定します。
結果的にフローリングは浮いている状態になりなす。
その為に歩行の際には床が少し沈みます。

 

又、上記の構造上、湿度による伸縮も一般のフローリングより
大きく、板の突きつけ部分(サネ)に隙間が出来たり、
せり上がる、と言うような現象が起きやすくなります。

 

尚、キャスターイスは絶対に使用しないで下さい。
数年でフローリングが剥がれてきます。

 

その他、部屋の入口部分など、際ではフローリングが動く事で
枠材と擦れる音が出たりすることもあります。

 

防音フローリングは上記の構造により、使用上や施工に関して
色々と難しさがある商品です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

防音置き床

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防音置き床は防音フローリングとは違い、フローリングを張る
下地板を支える脚の部分に防音ゴム材を取付けています。。

 

下地材はパーティクルボードと言う、木材の小片を接着剤と
混合し、熱圧成型した板で、20o程の厚みがあります。

 

防音置き床の場合には置き床自体に防音性能があるので、
一般のフローリング材を使用する事が出来ます。
この場合にはフローリングの板部分を直接下地に固定するので
防音フローリングで起こりがちな問題も減少します。

 

又、置き床とフローリングの間に遮音シートを入れたり、床スラブとの間に
吸音材を入れる事で推定LL35程度まで防音性能を上げることも出来ます。

 

但し、この工法は床の下地をやり替える訳ですから、
比較的大規模なリフォームに適しています。

 


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