リフォーム会社がどの様な考えなのかを正しく知りましょう。

リフォーム会社の考え方は大きく分けて以下の二通りです。

 

• なるべく安くやる。
• なるべく良くやる。

 

これはどちらが良いか悪いかでは無く、会社の経営方針の話です。

• 安くやろうとすると、良いものは出来ません。
• 良くやろうとするとお金が掛かります。

職人さんが手作業で行うリフォームでは『安くて良いものは出来ません。』これは世の中の道理です。
安くて良いものを作ると云っている会社はおかしいいです。

 

リフォーム産業に於ける基本原則は以下です・・・・

• 安くやるという会社の内容に期待してはいけない。
• 良いリフォームを行う会社の価格は少し高くなる。

皆さんがこの経済的原則を冷静に判断し会社を選べば大きな失敗は無いはずです。
この感覚があれば安い会社に過度な期待もせず、出来の良い会社が少し高い意味も冷静に受け取ることができると思います。

 

但し、リフォームの内容とは表面に見える部分だけの事では無く、床下や壁の中、配管と云った素人目には分からない部分が含まれている事を知って置いて下さい。

 

 

考え方や価値観の近い会社、気の合う担当者を選ぶ事が成功の秘訣

ご自分の考え方とリフォーム会社の考え方がマッチングしているか？

Ａのお客様は、色も形も何でもよいので一番安い便器でトイレリフォームをしたいと考え、Ｂのお客様は便器はタンクレスで、床は大判タイル、壁面もお掃除の楽なクリーンパネルでと云うハイグレードリフォームをご希望とすると、その設計に掛かる時間も、お客様にご提案する価格も全然違ってきます。

 

この場合にはＡのお客様は安さを売りにしている会社を選べばよいし、Ｂの場合には良さを売りにしている会社を選ばなければならないという事です。

 

上記の様にご自分のリフォームに対する価値観と業者が提供するリフォームの質がマッチする事が最も重要な事になります。
そこを是非ご理解いただきたいと思います。

 

 

 

 

当社がリフォームで大事にしている事

当社がリフォームで大事にしているのは以下の２点です。

• 建物の本質性能を改善する事。
• 仕上がりが良い事。

 

最近は築年数２５年〜３５年のマンションを購入され、大きくリフォームを行い住まわれるケースが増えてきています。
こうした中古マンションの場合、断熱がされていない又は著しく悪いケースがほとんどです。
又、配管が金属管の為に劣化が進んでいる事もほとんどのマンションで起きています。

 

当社ではリフォームの際に建物の基本性能を改善させるために、断熱工事や配管のやり替えを強くご提案いたします。
例えば、壁のクロスを張り替える場合でも、一度壁を撤去し、断熱工事を行ってから内装工事を行うという事です。
確かに工事費は余分に掛かりますが、後々同じことを行う事を考えればその費用は遥かに小さな費用です。

 

リフォームを安く行う為にこの時に断熱工事を行わなかったとしたら、一生寒い部屋で結露やカビに悩まされる事になります。
尚、断熱を行わずにカビ防止クロスで貼り換えたとしても、きっと２〜３年後にはカビが発生する事になります。

 

この様に目先で得に思えてもよくよく考えるとそうではない事が有ります。
当社はプロの目線で長期的な判断を行いお客様に本当の意味でのお得なリフォームを提供して行きたいと考えています。

 

 

 

リフォームの失敗は職人さん？、現場担当者？

本当の原因は会社の経営方針です。

現場担当者に対する過剰な担当現場数と職人さんに対する工事手間の切り詰めが失敗リフォームの原因になっています。
忙しすぎて現場をきちんと見ることのできない担当者と少ない工事手間で早く終わらせなければならない職人さんの組み合わせでは必然的に失敗が発生します。

 

リフォームの失敗で多いのは以下のような内容ではないかと思います。

• 打ち合わせを行った通りに出来上がっていない。
• あきらかに出来上がりが悪い。

 

一番目はお客様との打ち合わせ不足、又は現場担当者と職人さんの打ち合わせ不足が原因の場合が多いです。
二番目は職人さん腕の悪さが原因の場合もありますが、半分は現場担当者の管理不足が原因です。

 

現場管理の事を専門用語で施工管理と云います。
施工管理の基本は『担当者がどの様に工事を行うか指示し、その通りに出来ているかを確認する事』です。

 

残念ながら多くのリフォーム会社が低価格での受注競争により、現場をまともに完成させる為に必要な工事費や経費すら削減しています。
具体的には職人さんの手間をカットし、現場担当者には過剰な数の現場を担当させているのです。
これでは誰がやっても良いリフォームは出来ません。

 

現場担当者の目が行き届いていない現場では、材料の不足、誤った施工のやり直し、指示待ちによる工程の遅れやずれ込み、等どんどんマイナスに現場が回り出し、色々な部分に悪影響が出てきます。

 

極端な例では現場担当者は着工日と完成引き渡しの時だけしか現場に来なかったそうです。仕事は職人さんに任せぱなしで、担当者から指示の無い職人さんはお客様にいちいち聞く始末だったそうです。

 

 

 

 

アリキリリフォームの施工管理

当社の施工管理の基本は、�@毎日朝現場で指示を出し、�A一日の作業が終了したら確認に行く。
と云うもので、一日2回は現場に行くのが基本で、これを完了まで繰り返します。
但し、同じ内容が続く場合には１日置きと云う場合もあります。

 

さすがにこれだけ頻繁に現場を見ていると、仮に間違いが有っても早い段階で気づき、大きなミスには繋がりません。
その為かよく聞くリフォームはクレーム産業と云う言葉は当社には当てはまらないと感じています。

 

尚、上記の施工管理を可能にするために会社としても営業エリアをあえて狭くしています。
ほとんどの現場は片道１０分以内、遠い現場でも３０分以内と云う制限を設けています。

 

この様にエリアを狭くすることは営業的には大変厳しいのですが、新築と違い既存の状況次第で短時間で状況が変わってくるリフォームには絶対に必要な事です。
何か現場で問題が起きても最大で３０分以内には駆けつけることが出来問題解決の対応が可能になります。

 

皆様もチャンスがあったらリフォーム業者さんに以下の事を確認をして見てください。

• 毎日の作業で職人さんにはどなたが指示を出されるのですか？
• 毎日の作業終了時には確認にいらしゃいますか？

この質問で『担当者が自ら毎日来るような業者』なら失敗の可能性はあまり無いはずです。

 

 

 

 

失敗しない為にお客様が理解を示す事もとても重要です。

ご存じの様にリフォームはどの様な工事がされているのか分からない建物を相手に工事を行います。
新築時の工事やその後のリフォームでどんな業者がどんなやり方をしているのか等、分からない事が多いのです。

 

更に以前に行われた工事がまともでない事も多々あります。
私の経験した例でもトイレの排水配管の勾配がゼロだったケースがあります。

 

よくよく確認して見ると共用立管のある洗面所の床の懐が狭すぎて勾配が取れていないのです。
今までは何とか流れていたのでしょうが、最近の節水式の便器では汚物を流しきれるかどうか疑問が有ります。

 

こうした既存の施工状況の悪さをリフォーム業者の責任にする方も中にはいらしゃり大変困惑いたします。
確かにお客様もなぜこんな事になっているのだろうとお腹立ちなのはわかりますが
プロであろうと開けてみなければ分からないことが多いのがリフォームです。

 

リフォームではこうした事が起きる事を理解頂き、起きたことに関しては互いに真摯に話し合う事が出来ないとリフォームはうまく行きません。

 

 

 

 

相見積は本当にお客様の為になるのか？

相見積を３社取るのは当たり前と云う風潮があったり、ネット上に多くのリフォーム紹介サイトが有ったり、業者が自ら相見積を取る事を進めていたりしています。

 

確かにお客様はどの様に業者を選べばよいか？金額はどのくらい掛かるのか？等の情報が無いのでしょうがないと思いますが、リフォームに於ける見積作成は他の業種の見積と違い、設計を起こし、機器類を決め数量を拾い単価を入れて、職人さんの手間をはじき、すべてを積算して完成させます。

 

大変に手間が掛かる作業です。受注出来なかっ場合には掛けた労力は何の役にも立たないのです。
本来リフォーム業者が行うべきことは成約したお客様の工事に対して十分な労力を掛ける事であり、３回に１回しか身にならない事に労力を割くのはとても無駄な様に思います。

 

まじめな業者さんはきっと同じ考えだと思いますが、相見積で受注できなかった現場に掛かった費用は結局受注した現場にその分が回っているのです。
それはどの業者でも同じで、相見積を多く行っていればいるほどその傾向が強いのです。

 

そんな事私には関係無いとお思いの方もいらしゃるでしょうが、そんなことは無くリフォームの全体価格をこの無駄な作業が上げていて、結局はお客様にこの付けが行くのです。

 

逆な見方をすれば相見積に多くの労力を掛けない努力をしている業者程、実際に施工しているお客様対して費用対効果の高いリフォームを提供しているという事にもなります。

 

当社でも相見積をお断りする事はしておりませんがお客様には出来る限り早い段階で会社を決めて頂くようにお願いしたいと思っています。
当社としては当社に決めて頂いたお客様に対して出来るだけ多くの労力をご提供し、喜んで頂きたいと思う次第です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

１・・・お客様と業者がチームワークを良くすること

マンションリフォームで失敗しない為にはお客様と施工業者が
理解し合い、しっかりとタッグを組んでチームプレーを行う事です。

 

具体的には、業者はお客様の要望をしっかり理解して良い仕事を行う。
お客様もメンバーの一員として良いリフォームが出来る様に協力をする。

 

このようにお客様と業者のチームプレーは
失敗しないリフォームの大きなポイントです。

 

 

 

２・・・基本を大切にする事

 

アリとキリギリスは、お客様には見えないけれど
配管や下地の重要さをよく知っています。

 

だから、隠れてしまう部分を大切に施工を行っています。
結果はクレームの少なさが証明してくれています。

 

 

 

３・・・各リフォームを全体計画の一部として常に考える

 

まず、将来の全体完成形を描いておきましょう。
そうすることで、部分的なリフォームを行う場合でも

 

関連部分を意識をして計画や施工が行え、
無駄のないリフォームを行う事が出来ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■平面図

 

具体的に実行された項目

• 間取りの変更、設備機器、色調などお客様のご要望を中心に決定しました

 

• 結露防止断熱や配管類の交換など専門家の提案をご承諾頂きました

 

• 予算や工程を含め、全て相互理解に基づき決定いたしました

 

• リフォームに手慣れ、技術力が高く人柄の良い施工チームが施工いたしました

 

• 職人さんとの密な打ち合わせと細かな点まで気を配った施工管理を行いました

 

当たり前の事ですが、上記の様に互いに理解を持ち、自分の責任範囲の事を
しっかり実行する事で成功をするリフォームが実現します。

 

 

 

お客様の感想

Ｑ１．全体を通しての当社の対応はいかがでしたか？

• 誠意を持った対応を感じました。プラン検討の際も、より良いプランになるよう

  時間をかけて検討を繰り返していただきました。
  工事中の変更にも迅速な対応で、予定通りに完成し、
  工事後におきた出来事にも責任を持って対応をして頂きました。

 

Ｑ２．お客様のご要望に対する当社のご提案は満足のいくものでしたか？

• こちらの考え通りの施工が難しい時には 代替案を提示し、

  要望に近づける努力していただき納得できる形となりました。

 

Ｑ３．完成したリフォームはご契約頂いた金額に見合う内容でしたか？

• 完成までの検討、調整、工事、出来栄えまでを考えると

  金額に見合ったものと感じています。

 

Ｑ４．当社の職人さんの態度や仕事内容はいかがでしたか？

• いろいろな制約の中こちらの要望に忠実に施工していただき

  感謝しております。

 

Ｑ５．当社のスタッフの対応はいかがでしたか？

• 悩んでいる時には、経験や実績に基づいたアドバイスを頂き、

  親身な対応をしていただきました。

 

Ｑ６．養生や片付けなどの様子はいかがでしたか？

• 共同住宅である状況を理解し、キメ細やかな、対策や対処をしていただき、

  おかげさまで近隣からのクレーム等もありませんでした。

 

 

 

 

 

 

リフォームの成功には綺麗にするとか機器を新しくするだけではなく
現在の建物に不足している性能を改善する事や、
いずれ起きてくる問題を事前に解決しておくと言う事も含まれます。

 

以下は築３０年を過ぎたマンションにある一般的な問題で、
リフォームの際には改善が必要です。

• 当時のマンションは断熱材が無いか、あっても薄いので

  部屋の壁や天井にカビや結露が出やすい。

• 窓サッシは断熱性がないので、結露が発生し、省エネにも欠ける。
• 配管が古いので、そう長くはもたない。

 

カビ・結露と断熱材とについて

写真ののように当時のマンションは断熱が
無い事が多く、有ってもすごく薄い物でした。

 

断熱がないと、結露が発生して、
カビが生えたり、省エネ効果が劣ります。

 

結露は壁の内側で起きる事が多く
目に見ることは少ないのですが
冬はかなりの頻度で発生していて
カビの原因になります。

 

断熱施工を行う事でカビ・結露防止にも
省エネにも大きな効果を発揮し、住環境の
改善が出来ます。
写真の淡いグリーンは発泡ウレタン断熱吹き付けです。

 

詳しくは『マンションでカビと結露でお悩みの方・・・』を、ご覧下さい

 

 

 

２．古い配管の交換

当時のマンションは金属製の配管が主流でした。
（＊写真の黒い配管は給水管）
金属配管はサビや腐食が起きやすく、３０年程度が寿命です。
現在、多くのマンションでは管理組合が中心になって
更新工事と云われる配管の交換工事を行っています。

 

既に工事が済んでしまっている場合には、よいのですが、
済んでいない場合にはリフォームの際に配管を新しく
交換しておきましょう。

 

但し、更新工事の際には配管の切り替えや、立て管の交換で
室内の一部を壊す事になりますが、その影響を最小限に
留める工夫が必要です。

 

 

この件に関して、更に詳しくは、『マンションの配管改修で失敗しない・・・』をご覧下さい。

 

 

リフォームの完成形を描いておきましょう。

フルリフォームの様に全てを一度で行う場合には問題ないのですが、
都合によって、今回は水廻りだけなど、数回に分けてリフォームを行う場合には
最終的な完成図面を描き、その計画に沿ってリフォームを行います。

 

そのことで、今回のリフォームも全体計画の一部と捕らえることが出来、
次回のリフォームとの関連も確認ができて無駄な事が減ります。
又、完成後の納まりなど、全体のバランスも崩れません。